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自動電圧調整器 SSC

変圧器

6kV自動電圧調整用並列コンデンサ装置SSC(Step Switched Capacitor)

配電線の電圧低下を改善!

近年,需要家設備の大形化により,その周期的な負荷変動(電圧低下)が需要家構内および電力会社の配電系統に影響し,電圧維持管理に支障をきたしています。そこで,配電線の電圧安定化と省エネルギーに寄与するため,SSCをご提案いたします。

【特長】

(1) 配電線路に並列接続のため,損失が少ない。
(2) 整定電圧まで電圧が下降すると,段階的にコンデンサ投入となるため,効率的。
(3) 配電線の余分な遅れ無効電力を補償することで,無効電流が低減され配電線の損失を軽減します。

【仕様】

(種別) 屋外用油入自冷式,H柱装柱形
(定格) 3相60Hz,6600V,600kvar
(投入容量) 100,200,300,400,500,600kvar
(制御電圧) 70V~120V
(電圧調整)

項目 設定範囲 設定ステップ
電圧調整継電器
(90)
基準電圧1~4 95~115V 0.5V
不感帯電圧 1~9.9V 0.1V
動作時限 20~250秒 10秒
過電圧継電器
(59)
過電圧 110~120V 1V
過電圧検出時限 0.2~9秒 1秒
過電圧検出後の不足電圧不検出時限 20~250秒 10秒
不足電圧継電器
(27)
不足電圧 85~105V 1V
不足電圧検出時限 0.2~9秒 1秒
不足電圧検出時の投入容量 0~600kvar 100kvar

(絶縁階級) 6号A
(質量) 1750kg

【設置場所】

周期的な負荷変動が大きく、電圧低下が著しい場所

【動作】 (600kvar品の場合)

  • 電圧が電圧調整継電器の整定値を下回り,動作時限設定値まで継続すると自動的にコンデンサを順次投入します。
    (0 ⇒100 ⇒ 200 ⇒ 300 ⇒ 400 ⇒ 500 ⇒ 600kvar)
  • 電圧が電圧調整継電器の整定値を上回り,動作時限設定値まで継続すると自動的にコンデンサを順次遮断します。
    (600 ⇒ 500 ⇒ 400 ⇒ 300 ⇒ 200 ⇒ 100⇒ 0kvar)
  • 電圧が過電圧継電器の整定値を上回り,動作時限設定値まで継続すると投入中の全てのコンデンサを開放し,電圧上昇を抑えます。コンデンサ開放後は,不足電圧不検出時限として設定された時間,不足電圧継電器機能を停止して,過電圧と不足電圧の検出による短時間での投入/遮断の繰り返しを防止します。
  • 電圧が不足電圧継電器の整定値を下回り,動作時限設定値まで継続すると早急に電圧を回復するため,予め設定されたコンデンサ投入容量を投入します。

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